携帯コンロ
携帯コンロは、文字通り、持ち運びが可能なコンロ。日常生活で使うとすればカセットコンロがこれに当たります。現在、キャンプやトレッキング、釣り等のアウトドアを楽しむ人たちが増えていますが、多くの皆様がアウトドアにおける「火」の重要性を感じているのではないでしょうか?
日常生活で火を使うことはあっても、それはかんたんにコントロールできる「火」です。自宅のガスコンロの火は、ボタンやつまみの操作ひとつで微妙な火力調節が可能です。
一方、アウトドアでは、自然条件により「火」をうまくコントロールできない場面に遭遇することがあります。「火」を使う目的も、日常とは少し異なります。日常生活では「灯り」のために「火」を使うことは、緊急時を除いては、ほぼ無いのではないでしょうか?しかし、アウトドアでは「灯り」としての「火」もまだまだ重要です。
アウトドアで入れるコーヒー、みんなと食べるご飯は何であんなにおいしいんでしょうか?携帯コンロがあれば、お湯を入れて作るだけのカップラーメンですら、普段とは違う食べ物に感じられます。それもひとつのアウトドアのあじわいです。工夫して作るアウトドアならではの料理。アウトドアご飯は、アウトドアのメインイベントと言っても過言ではないかもしれません。
携帯コンロは、用途によりさまざまなものがあります。燃料の形状、形態も違います。アウトドアは火をうまく使うことでもっと楽しく、そして有意義に過ごすことができます。このページでは魅力あふれる携帯コンロについてご紹介します。
携帯コンロが活躍するシーン
バーナーに代表される携帯コンロは、アウトドアのさまざまなシーンで活躍します。
- ■ キャンプ
- ■ 登山
- ■ 釣り
- ■ ツーリング
- ■ バーベキュー
まだまだいろいろ考えられますが、携帯コンロを選ぶ上では、「何人で使用するのか?」ということを重要視する必要があります。たとえばひとりで行動するのであれば、大きなバーナーを持ち歩く必要はありません。軽く、小さなモデルを選べばいいでしょう。用途や人数を考慮して、携帯コンロの「大きさ」「重さ」「パワー」そして「安定性」と言う観点で選んでいくといいでしょう。
携帯コンロを通販で探す携帯コンロの形
携帯コンロにはさまざまなタイプがありますが、かんたんに分類すると「燃料」「形状」で分けられます。
携帯コンロの燃料
携帯コンロの燃料は、主に3種類に分けられますが、その中でも、ガスがもっとも一般的なものになるでしょう。
ガス
多くのアウトドアファンの皆様が慣れ親しんでいるのが、このガスでしょう。ガスバーナーは「小さく」「軽く」、そして「扱いやすい」というメリットがあります。家庭用のコンロと同じ感覚で使える製品も多く、「初めての方ならこれ!」というのが缶タイプのバーナーになるでしょう。気温が下がると火力が低下するというデメリットもありますが、総合的に使い勝手のいい燃料だと言えます。
- ■ CB缶
缶タイプのガス燃料には2種類あり、そのひとつがCB缶です。CB缶は、スーパーマーケットなどでも手に入る家庭用のカセットボンベです。安くて使いやすい、しかもアウトドア、ご家庭と場所を選ばないというひじょうに優れた燃料です。難点を挙げるとすれば、気象条件の影響を受けやすいこと。寒さと強風下では使いにくいところがあります。CB缶は家庭でも使える燃料なので、節約志向の方にはぴったりの燃料です。
- ■ OD缶
OD缶はバーナーと接続して、家庭用コンロのように使えるタイプの燃料缶です。ODはOut Doorを表し、携帯コンロとしてだけではなく、ランタンと接続して使うなど、アウトドアでの使用に特化して作られていることが特徴です。CB缶同様、気象条件の影響を受けやすいところは難点と言えますが、取扱いのしやすさという点では、このOD缶が一番かもしれません。また、登山などの本格的アウトドアの場合は汎用性の高いOD缶が向くでしょう。
ガソリン
ホワイトガソリンという精製ガソリンですが、「強力な火力」を持っています。しかし、空気量を調整する必要があるなど、扱いが少し難しいところが難点です。また、ガソリンを使用するバーナー自体、それほど多くはありません。低温下での使用に向いています。
灯油
家庭用の燃料としておなじみの灯油ですが、携帯コンロの燃料としても使用されています。しかし、扱いに注意が必要なこと、また対応したバーナーも少ないことから、アウトドアでお目にかかることはほぼ無いでしょう。
携帯コンロの形状
携帯コンロの形状は、大きく分けて二つあります。バーナーと燃料が合体した一体形状のもの。もうひとつはバーナーと燃料が分離したものです。
一体形状の携帯コンロ
CD缶やOD缶の上にバーナーがセットされるタイプの携帯コンロです。コンロ自体を軽く、コンパクトにまとめることができます。持ち運びは便利ですが、あまり大きな調理器具を載せることはできません。ソロから少人数に向く形状でしょう。用途としては登山など、なるべく荷物をコンパクトにしたいアウトドアに向いていると言えます。
分離形状の携帯コンロ
燃料とバーナー部分が分離した形状の携帯コンロ。燃料とバーナーはホース等で接続されるため、それぞれ置く場所が選べるので安定性が高いという利点があります。大人数で料理メインのアウトドアアクティビティをする場合は、この形状の携帯コンロが向いています。用途としてはキャンプやツーリングなど大人数が集まるイベントなどが挙げられるでしょう。
アウトドアにはまると携帯コンロが欲しくなる
登山でもキャンプでも、少しアウトドアにはまってくると、道具もどんどんステップアップしたくなるものです。携帯コンロは、そんなアイテムのひとつではないでしょうか?ソロの登山と大人数が参加するキャンプでは、使用するコンロも違うはずです。たとえば、登山用の携帯コンロであれば、次のようなものが理想になるでしょう。
- ■ 持ち運びがしやすい
- ■ 着火しやすい
- ■ 火力コントロールが可能
- ■ メンテナンス性の良さ
低温下での使用を考慮しないのであれば、この条件ならガス(OD缶やCD缶)を使用する携帯コンロがいいでしょう。ガスコンロにもバーナーがひとつのシングルバーナーと、バーナーが二つ使えるツーバーナーがあります。ソロや少人数ならシングルバーナーで十分ですが、少しパーティーの人数が増えるようなら、ツーコンロのバーナーを検討してみるといいでしょう。
アウトドア料理は何よりもおいしい
ガスタイプの携帯コンロをひとつ持っていれば、アウトドアはもっと楽しくなります。フライパンや鍋を持参すれば、かなり本格的な料理を作ることができます。アウトドアで食べるインスタント食品も悪くありませんが、本格的な煮込み料理やパスタ、パエリア、焼きおにぎりなども作ることができます。食のバリエーションが広がれば、アウトドアの楽しみ方も広がるというものです。
携帯コンロでアウトドアをもっと楽しむ
アウトドアの楽しみ方は、人によりさまざまです。携帯コンロは、それぞれのスタイルに合わせて選ぶといいでしょう。ソロのトレッキングと大人数のツーリングでは、向く携帯コンロも違います。用途に相応しい携帯コンロを選んで、アウトドアをもっと楽しみましょう。
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